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Channel: 東濃IFR
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ファントムに始まりファントムに終わる(1月31日後編)

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 名古屋空港を出て下道で向かうつもりだったが、国道は渋滞中。その途中に狙っていたヘリが飛んでいることがわかり思わずガッツポーズ。そうなると急いで行きたいのだけど…。
 脇道に逸れたけど工事やら何やらで余計にルートが変なことになり、高速に乗ることに決める。

 一宮から高速に乗り、各務原で降りる。
 狙いの機体は中部圏空港のILSチェックの旅をしているようでしばらく帰ってこない様子。
 ランウェイエンドで基地の様子を窺ってみる。


15:03 C-130Hがソフトランウェイ上をローパス


75-1077がトレーニング中。

 C-130HはPKOでよく派遣される輸送機。航続距離も短いし、貨物搭載量もそんなに多くないのにどうして使われるのか。
 答えは「未舗装の滑走路を使うから」だけじゃないけど、大きな理由の一つ。

 たまに映像で見たことある人もいるだろうけど、活動場所は大抵砂漠地域。しかも土地を平らに均した程度で、石なんかもゴロゴロ。
 そんな場所に着陸できる日本が保有する輸送機はC-130Hくらい。
 そして未舗装の場所から離着陸するにも訓練が必要。その訓練場所は?→定期便の無い岐阜基地

 航空祭でやることもあるけど、訓練でかちあったのは初めて。けど、遠くて見えないので東側の公園へ移動しようかな。
 動画はyoutubeに色々とあります。(岐阜基地 不整地着陸 で検索)


21-5062 T-400 ローパスしてそのまま美保へ?


 以前は畑になっていた場所が公園になり、駐車場も整備されて撮影しやすくなっていた。県外からもいっぱい来ており賑わっていた。


15:25 5023 P-3C  会社の頭上を飛んでいくことがあるけどね…。 


JQ-2977 (JG-2977) こちらも川崎でのテスト中。第104飛行隊向け。


 テスト空域に行っていた飛行機たちが帰ってくる。皆さん車から降りて各々カメラを構える。


15:41 56-5601 T-4初号機  #602が後続でT&Gを行う。


32-8942 F-15J 特に何にも無し。


77-8393 F-4EJ改 ファントムいいね!


T&Gを繰り返す。陽がいい感じになってきた。大きい写真はこちら


 ラジオではあの機体がこちらに向かってくるから他機はホールドの指示。しばらくして聞き慣れたBK117のエンジン音がやって来る。
 ミリタリーメインの人がほとんどの中、カメラを構えるのは自分くらいだった。


15:56 インサイト!


JA21RH BK117-C2 JAXA  ようやく会えた。大きい写真はこちら


 まずはISO100でローターを回るようにして撮り、次はリカバリー用にISO400にしてシャッター速度を上げる。
 興奮していたため近付いてきた機体に気が付くのが遅れた。


何か来た!と思ったときにはもう遅かった。ファントムとうまく絡めて撮ることができたかも…。


着陸。川崎のテストエリアへ。


 その後も自衛隊機のT&Gが続く。目の前を通過するときは静かだけど、遠くからエンジンサウンドが響いてくる。
 機体も綺麗に写したいけど、爆音の真下にも行きたいというジレンマ。そのうち小松にでも行こうか…。


26-5803 T-4 浜松から、かな?


56-5929 T-7 


37-8318 F-4EJ改 最後はファントム!


16:10 西日を受けていい感じ。もうちょっと赤味が欲しかったかな。大きい写真はこちら


 これにて引き上げ!
 第一目標はクリア、第二目標もクリアしてしばらくは安心できそう。と思っていたところに新たな目標の情報が入る。

 JA04HPと同時期に入札のあった長野県警向けヘリの話題。


県警、新型ヘリ「やまびこ2号」を22日配備 02月02日(土)

 県警地域課は1日、新しい県警ヘリコプターを22日に県営松本空港(松本市)内の地域課航空隊に配備すると発表した。名称は、現在の県警ヘリの愛称「やまびこ」にちなみ「やまびこ2号」。県政ヘリ「しんしゅう」と合わせ計3機を運用し、山岳遭難の捜索や救助に加え、事件事故発生時の捜査活動や災害発生時の情報収集にも活用する。
 同課によると、やまびこ2号はイタリア製で航続距離は約740キロ、航続時間は3時間55分、最高速度は291キロ。操縦士、整備士を除く搭乗可能人員は14人。やまびこ1号と比較すると、馬力で2倍、最大積載量で2・1トン勝るなど「最新式で1号よりパワーアップしている」(同課)という。
 購入費12億6210万円は国費で賄った。しんしゅうは今後1〜2年で廃機にする予定という。

以上信濃毎日新聞より。


 ここで問題は「引渡し」でなく「配備」とあること。
 引渡しであれば機体を受領した段階であり、その後に隊員訓練や整備訓練を行うことになる。
 配備であれば機体の受領はもちろん、整備や隊員の体制も整っていると考えても良さそう。
 機体は警視庁でも使用されているから同じ関東管区、機体に関わる訓練は警視庁の航空隊でやらせてもらえると思う。となると「配備」であっているだろうけど、機体は未だに進空したという話しは無い。
 大抵は初飛行後にもう一度バラしてサーチライトやホイスト等のオプションの取り付けを行い、それから再度テストとなる。
 JA04HPなんかは初飛行後約2ヶ月位も飛ばなかった。
 イタリアで組み上げ、初飛行後にバラしてコンテナに積んで輸入してまた組み上げて…というのが普通なんだけど、まさか向こうでオプションまで全部つけてから空輸するとか?実績が無い訳じゃないだけにどうなるんだろう、これ。

 今後の情報が気になるところです。

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